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十二支のお話

十二支のお話

昔々、十二支を決めるために神様が国中の動物たちに、 「○○の日に一番早く来たものから順に12番目までを選ぶので、集まるように。」というお触れを出したということです。

そこで、まずは牛が自分は足が遅いのでと、一番早く前の日のうちから出発して、 当日の朝、一番に到着しました。

神様の家の門まで来ると、まだ誰もいません。 牛は、「やった!私が一番早い!」と、喜んで門の中に入ろうとすると、 ネズミが、牛の背中かから「私が一番!」と、飛び降りて中に入り、 一番になったのだということです。

ずるいネズミは、ちゃっかり牛の背中に乗って、楽々神様のところまでやって来たというわけです。

結局、牛は二番目なりました。 三番目は虎、四番は兎、龍、蛇、馬、羊、猿、鶏、犬、猪と12番目までやってきました。

猫は、次の日に遅れてやってきました。 ネズミに嘘の日にちを教えられていたのです。

次の日にやって来た猫に神様は、「顔を洗って出直して来い!」とおっしゃったそうです。 猫が前足で、顔を洗うような仕草をするようになったのも、 騙したネズミを追いかけるようになったのも、その時からということです。