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時刻(1)

時刻(1)

時代劇で、「子の刻」や「丑三つ時」というのを聞いたことがあるとは思いますが、 十二支は、時刻を表すのにも用いられていました。

今でも、生活の様々な場面で、使われている十二支ですが、 一番よく出てくるのは、「土用丑の日」ですね。

土用というのは、六曜という暦注の一つで、先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口の6種類の中の一つです。 日本では、こちらの方が今でも生活には欠かせないものかもしれません。

十二支は、季節も表していて、1月が寅、2月卯、3月辰、4月巳、5月午、6月未、7月申、8月酉、9月戌、10月亥11月子12月丑となっています。 鬼門と言われる立春は、丑寅で、お正月のことです。 今でも、お正月は新春と言われますね。 年月や日にも十二支の名前がついていますが、時刻に名前がついているのを聞いたことのある方もいるでしょう。

「子の刻詣り」や「丑三つ時」などです。 これは日の出や日の暮れに関係あるもので、当然地方によって違っていましたが、 今のように、日本全国が同じ時刻でなくとも、新幹線が走っているわけではないので、 不便はなかったのです。